TIMELINE

OF EVENTS

1956

12月24日:

BBCのカメラマンであるマイケル・ボンドは妻のブレンダのために、ロンドンにあるセルフリッジズ百貨店の陳列棚にぽつんと一体だけ残っていた小さなクマのぬいぐるみを購入しました。家の近くにある駅にちなんでパディントンと名付けたこのクマに触発され、わずか1週間あまりで8つのエピソードの物語を執筆しました。

1958

10月13日:

ウィリアム・コリンズ社から、ペギー・フォートナムの挿絵による初の著書『くまのパディントン』がハードカバーで出版されました。

1959

1月:

『くまのパディントン』がイギリスの出版業界誌『Books and Bookmen』で1958年の最優秀児童小説に選出されました。

9月:

マイケル・ボンドによる2作目の小説『パディントンのクリスマス』が出版されました。

1960

1月:

『くまのパディントン』がスウェーデン語、デンマーク語、オランダ語に翻訳されました。

9月:

ボストンのホートン・ミフリン社からパディントンが米国で出版されました。

1962

 

パフィンのペーパーバックにパディントンが登場(『パディントンとテレビ』のペーパーバック版が、1966年にパフィン25周年記念の目玉となるタイトルの一つとなりました)。

1964

テレビ番組『ブルー・ピーター』が、番組用に書かれたパディントンの14話分のうち1編を収録した年刊誌を出版しました。

1965

マイケル・ボンドはBBCでのカメラマンの仕事を辞め、執筆活動に専念しました。

パディントンはBBCラジオ番組『Children's Hour』で物語のコーナーを持ち、ラジオやテレビでの活動を開始しました。

マイケル・ボンドが『ブルー・ピーター』に出演しました。

1966

パディントンの4編の物語がデリゼレコードカンパニーから7枚のレコードとして発売されました。

1967

『くまのパディントン』の最初の日本語版が福音館書店から出版されました。

1968

コリンズ社のスタッフは、レディー・エイトケン所有のパディントンベアという馬を熱心に応援しました。

1969

ニュージーランドでロックグループ「ザ・パディントン・ベアーズ」が結成されました。

1971

シャーリー・クラークソンが、子供のジョアンナとジェレミー(ジェレミーは後に自力で有名なジャーナリスト、テレビタレントになりました)へのクリスマスプレゼントとして、ぬいぐるみのパディントンベアを2体作成しました。

1972

シャーリー・クラークソンの会社、ガブリエル・デザインズ社がパディントンの商品化権の許諾を初めて受け、ダッフルコート、フェルトハット、ウェリントンブーツに身を包んだパディントンの定番となったぬいぐるみを製造しました。

児童向けの初のパディントン絵本『くまのパディントン』が、フレッド・バンベリーによるイラストで出版されました。

1973

パディントン初のミュージカル『The Adventures of a Bear Called Paddington(原題)』がノッティンガム劇場で開幕しました(翌年には、ロンドンのヨーク公劇場で上演)。

1974

ニューヨークの玩具メーカー、エデン・トイズ社がパディントンベアのぬいぐるみをアメリカで製造する権利を取得しました。

コールポート・チャイナ社がパディントンの陶器製ギフト品を製造しました。

1975

この年、アイバー・ウッド監督のもと、フィルム・フェア社によって制作された5分番組の人形アニメシリーズが30話、BBC1で放送されました。このシリーズは全世界で販売されています。

ヘスター・ホープ社のパディントン文具シリーズは、ワードル・ファブリックス社の子供用寝具シリーズと同様に、英国初の子供向けに展開されたコレクションです。

1976

パディントンが英国の主要な慈善団体であるアクション・メディカル・リサーチの子供向け部門「パディントンズ・メイク・イット・グロウ・クラブ」の名目上の代表に就任しました。

1978

ロンドンにショップ「Paddington and Friends」の1号店がオープンしました。

ロンドン・イブニング・ニュースにパディントンの4コマ漫画が掲載されました。

パディントン駅に、ガラスケースに入ったパディントンがお披露目されました。

1979

フィルム・フェア社の制作による第2シリーズとなる26話分がニューヨーク国際フィルム&TVフェスティバルで上映され、銀賞を受賞しました。イギリスのアニメシリーズとしては初めて主要な賞を受賞しました。

1981

バースにショップ「Paddington and Friends」の2号店がオープン。

パディントンはフィルム・フェア社が制作した30分の特番3本に出演。そのうちの1本は、ジーン・ケリーに敬意を表し、本人の了承を得て『雨に唄えば』の定番のダンスを取り上げた『パディントン映画に行く』。この作品はエミー賞にノミネートされました。

1982

大手雑貨店のソニープラザからパディントンが日本でデビュー。以後、日本限定のコレクションを展開。

1983

パディントンの25周年を記念して、パディントンの元となったクマが購入されたロンドンのセルフリッジズ百貨店に専用のクリスマスグロットを設置。

ビル・ケンライトがプロデュースしたシャーリー・ロデンによる新作舞台『Paddington's Magical Musical(原題)』が、レディングにあるヘキサゴン劇場で上演され、その後ツアーに出ました。

1984

米国コロラド州に住むパディントンファン、フランク・マイヤー氏のために巨大な熱気球を製作。

日本の航空会社JASがパディントンを起用したスキーツアーのプロモーションを開始し、12年間続きました。

1985

パディントンがサンデー・タイムズ・マガジンの記事「A Life in the Day of(原題)」で取り上げられました。

1986

リチャード・ブランソンが大西洋ブルー・リボンの速度記録に挑戦する際、パディントンがクルーとして参加。

ブラックプール・イルミネーションの目玉のひとつとして、12メートルほどのパディントンの絵が飾られました。

マーガレット・サッチャーが保守党大会に出席する際、パディントンが同行

1987

パディントンが日本の銀座にイルミネーションで登場。

パディントンがロンドンのロード・メイヤーズ・ショーにおいて、アクション・メディカル・リサーチの山車の目玉となりました。

1988

ハンナ・バーベラ社と、全世界に向けたセルアニメのテレビ番組を制作する契約を締結。

ラッセル・アッシュがマイケル・ボンドと共著したパディントンの公式伝記『The Life and Times of Paddington Bear(原題)』が、マイケル・ジョセフの協力により、パビリオン・ブックスから出版。

1990

高さ9m弱のパディントンのバルーンが、メイシーズ・サンクスギビング・デイ・パレードに初登場し、全米約6,000万世帯に向けて生中継されました。

1994

英仏海峡トンネルが開通した際、イギリスのトンネル作業員がフランスのトンネル作業員に渡す最初のものとして、パディントン ベアのぬいぐるみが選ばれました。

ロイヤルメール(イギリス郵政公社)のグリーティング切手帳に、パディントン ベアの切手が採用されました。

マイケル・ボンドがパディントン駅にパディントンの売店をオープン。

 

 

1996

フランスのボン・マルシェ百貨店が、イギリス月間のプロモーションの一環として、パディントンを英国特有のキャラクターとして紹介しました。

マイケル・ボンドの自叙伝『Bears and Forebears - A Life So Far(原題)』がハーパー・コリンズから出版されました。

マークス&スペンサー社のパジャマでパディントン ベアのデザインが最速のペースで売れる。

 

 

1997

『パディントンのクリスマス』<の出版に合わせて、R.W. アリーがパディントンの絵本で新しいイラストレーターとなりました。

 

6月:

マイケル・ボンドが児童文学への貢献を認められ、英国女王誕生記念叙勲リスト入りし、大英帝国勲章(OBE)を授与されました。

9月:

シナーフィルムズ制作による新しいアニメーションシリーズの最初の13話が、英国のITVとカナダのテレトゥーンで放映されました。

11月:

ロンドンのリージェント・ストリートにあるハムリーズのクリスマスウィンドウのテーマとして、パディントンが採用されました。

イギリスのブロムリーにあるグレーズショッピングセンターでは、パディントンベアのクリスマス用のディスプレイとグロットを展示。

 

1998

4月:

ロンドンおもちゃ・模型博物館では、パディントン誕生40周年を記念した特別展を開催。半年間の予定だったが、好評のため延長されました。

12月:

パディントンが初のウェブサイトを立ち上げ、パディントンが時代の流れに乗っていることを証明しました。

 

1999

ピーター・ニーダムの翻訳による『くまのパディントン』のラテン語版『Ursus Nomine Paddington』が出版されました。

2000

2月24日:

 

ロンドンのパディントン駅に常設される実物大のパディントンのブロンズ像が、マイケル・ボンド氏の手によってお披露目されました。

2001

英国の慈善団体アクション・メディカル・リサーチとパディントンの25年にわたる提携を記念して、新刊『Paddington Goes to Hospital(原題)』を出版。

2002

11月:

アメリカの百貨店マーシャル・フィールズがパディントンをクリスマス商戦の目玉に選び、『Paddington and the Christmas Surprise(原題)』のストーリーを有名なシカゴのステート・ストリート店舗のディスプレイやウィンドウで紹介しました。

2003

2月:

ステージショー『The Adventures of Paddington Bear(原題)』の新バージョンが、英国の劇場で全国ツアーを開始。

パディントンのウェブサイトがリニューアル!

 

2005

ウィンブルドンのポルカ・シアターで『くまのパディントン』を上演。

2006

6月25日、バッキンガム宮殿でのパーティにパディントンが参加。

ロイヤルメール(イギリス郵政公社)の特別切手にパディントンが描かれました。

2007

テレビとラジオにおけるマーマイトの新しい広告シリーズにパディントンが登場。

7月:

マイケル・ボンドがレディング大学から博士号を授与されました。

2008

6月:

約30年ぶりに新作『パディントンのどろぼう退治』が出版され、ロンドンのペルー大使公邸で発表会が開催。

10月13日:

Googleのホームページにパディントンの画像が掲載されました。

パディントンの生誕50周年を記念して、ロンドンで特別ツアーを開催。

2009

2月:

ブリティッシュ・エアウェイズの子供向け機内サービスの「スカイフライヤー」パックに、パディントンが登場。

3月:

Googleストリートビューにパディントンが登場し、6カ所で見ることができるようになりました。

8月:

パディントンのウェブサイトがリニューアル。

2010

3月:

パディントンがロバートソン社のマーマレードの新しい顔になりました。

2011

11月:

iPaddingtonが登場! 『くまのパディントン』が装いを新たにiPad、iTouch、iPhone用に販売されました。

2012

3月15日:

英国アニメーション賞において、英国で最も人気のアニメーション・キャラクターにパディントンが公式に認定されました。

4月11日:

第13作目の小説『パディントン、映画に出る』が出版。

2013

9月23日:

パディントンベアの映画第1作目の撮影を開始。

10月4日:

大英図書館で「Picture This」展(名作の児童書の挿絵をテーマにした展示)を3ヶ月間、開催。

2014

1月:

パディントンは、BabyGapと提携して、衣料品の新シリーズを世界中で発売。 #AdventureAwaits

2014

7月と11月:

 

パディントンが「Half & Half」のパンの顔になり、発売元のワーバートンズ社がその商品のパッケージに載せる社名をワー“ベアー”トンズに変更。

10月18日:

ロンドンのハウス・オブ・イラストレーションで展示会『Paddington: Illustrated and Animated(原題)』を開催。

 

2014

10月20日:

すべてが始まったロンドンにあるセルフリッジズ百貨店が、公開予定の映画を記念して、パディントンのショップや展覧会、ウィンドウディスプレイを開始。

11月4日:

映画の公開に先駆けて、著名人のデザインによる50体のパディントン像が配置されたロンドン一帯を巡るパディントン・トレイルが開催。

2014

11月6日:

マイケル・ボンドが執筆したパディントン最新作『Love from Paddington(原題)』が出版されました。

11月14日:

ロンドン博物館でパディントンの歴史を紹介する展覧会を開催。

2014

11月23日:

ロンドンのレスター・スクエアで映画『パディントン』のワールド・プレミアを開催。

2015

1月:

映画『パディントン』が英国アカデミー賞の英国作品賞脚色賞にノミネートされました。

3月29日

映画『パディントン』が、ジェムソン主催で行われるイギリスの映画雑誌エンパイア誌の第25回映画賞で最優秀コメディ賞を受賞。

2015

6月25日: 

シカゴのリグレー・フィールドで行われたシカゴ・カブス対ロサンゼルス・ドジャース戦で、パディントンが始球式を行いました。

10月27日:

マイケル・ボンドが、バッキンガム宮殿でケンブリッジ公爵殿下より大英帝国勲爵士(CBE)を授与されました。

 

2015

11月22日:

 

映画『パディントン』が英国アカデミーチルドレンアワードの長編映画部門で受賞。……詳しくはこちら

2016

10月18日:

映画『パディントン2』が製作開始。……詳しくはこちら

 

2017

パディントン映画第2弾がプレミア上映! 大成功を収めたパディントン映画の第2弾として、オリジナルキャストとスタッフが再集結。監督はポール・キング、製作はデビッド・ハイマン、そして、ウィンザー・ガーデンの新しい住人を演じるヒュー・グラントが新たに登場……

2018

『パディントン・オン・アイス』がヨーロッパ・パークで開催!

2018年春にヨーロッパ・パークでアイスショー『マーマレード・ミッション』がスタート。最近では2019年春に新しいショー『グランド・ボヤージュ』がスタートしました。

『パディントン・オン・アイス』は、2019年のクリスマス期間中、ロンドンのハイド・パーク・ウィンター・ワンダーランドの人気アトラクションにもなりました。

 

2019

パディントンの硬貨が登場!

 

英国王立造幣局は2018年に、パディントンにとって象徴的な場所であるパディントン駅とバッキンガム宮殿のパディントンコインを作成。2019年は新たに、「セント・ポール大聖堂のパディントン」と「ロンドン塔のパディントン」の2種類のコインを製造しました。

2019

『Paddington Gets In A Jam!(原題)』

2019年12月13日、ニューヨークのDR2シアターでパディントン初のパペットショーがスタート。2020年4月まで上演され、その後はカナダでツアーを行いました。 

2020

『The Adventures of Paddington(原題)』がテレビに登場!

2020年1月からニック・ジュニアで放送されている『The Adventures of Paddington(原題)』は、パディントンとその仲間たちのワクワクするような活動の日々を描いています。